不毛地帯の千代田自動車のモデル

山崎豊子原作のドラマ「不毛地帯」に登場する千代田自動車のモデルについて。千代田自動車のモデルはいすず自動車(いすゞ自動車)です。

千代田自動車は、島中飛行機の流れを汲むエンジニアがエンジンを製造する自動車会社で、自動車御三家の1社です。メーンバンクは第三銀行です。

千代田自動車は高い技術力を有し、トラック部門は好調ですが、販売網の弱さから乗用車部門は不振が続いています。

千代田自動車は高性能車「レベッカ」と皇室御用達(宮内庁御用達)の「エンペラー」を販売していますが、大衆車「カロナ」を販売するアイチ自動車(モデルはトヨタ自動車とカローラ)と大衆車「レッドバード」を販売する日新自動車(モデルは日産自動車とブルーバード)に大きくシェアを奪われ、業績が低迷しています。

千代田自動車内部は合併派と独自路線派に別れており、合併派は富国自動車(モデルは富士重工業)や五菱自動車(モデルは三菱自動車)との合併を推します。

一方、自動車御三家としてプライドの高い独自路線派は、販売を強化するために近畿商事へ強力を要請します。

このようななか、千代田自動車は社運を賭けた新型車「タイガー1600(開発コード115)」を販売しますが、発売前にタイガー1600(115)の極秘資料が社外に流出したため、販売は失敗に終わってしまいます。

千代田自動車はタイガー1600(115)が失敗したため、独自での存続が困難となります。

そして、近畿自動車の仲介により、アメリカビック3のフォーク(モデルはフォード)と資本提携・合弁会社の設立の話が進みます。

しかし、フォーク社との資本提携・合弁会社は破談となり、千代田自動車はユナイテッド・モーターズ(モデルはゼネナル・モーターズ)と資本提携します。

さて、千代田自動車のモデルについてです。「島中飛行機の流れを汲む~」という千代田自動車の歴史的な背景部は、中島飛行機の流れを汲む自動車会社「プリンス自動車工業」がモデルとなっているようです(調査中)。ただし、プリンス自動車工業は「プリマ自動車」しても登場します。

ストーリー的には、1971年に伊藤忠商事の仲介によりゼネラル・モーターズ(GM)と資本提携したいすゞ自動車がモデルとなっています。

千代田自動車のタイガー1600(115)のモデルは、117クーペとべレットMX1600の2車種です。

千代田自動車のモデルはエンペラーのモデルは、プリンス自動車工業が宮内庁に納品していたプリンス・ロイヤルのようです(調査中)。千代田自動車のレベッカのモデルは、いすゞ自動車のベレットです。

その他のモデルについては、「不毛地帯のモデル一覧」をご覧下さい。

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