佳那晃子がネフローゼ症候群を告白

女優の佳那晃子(かな・あきこ=54歳)が、ネフローゼ症候群で闘病生活を送っていたことを告白しました。

2005年4月、佳那晃子は指がむくんで指輪が抜けなくなり、その日の午後には太ももがパンパンになったが、そのまま旅行へ出かけた。旅行から帰ってきてから、知り合いの医者に診て貰うと、ネフローゼ症候群の疑いがあると診断された。

ネフローゼ症候群とは、腎臓障害により体内のたんぱく質が尿に流れ出て、尿と共に体外に排出され、血中のたんぱく質が減少する病気です。むくみ・胸水・肺水などの症状があり、全国で2万8000人がネフローゼ症候群を発症している病気です。

佳那晃子は入院しましたが、体に水分が溜まり、47kgだった体重は数日間で61kgにまで増加した。

肺の半分が水に浸かり、主治医は佳那晃子の夫に「危ないかもしれない」と告知しており、かなり危険な状態だった。

ステロイド治療を始めると、1日に1.5kgづつくらい体重が減り始め、1週間ほどで45kgにまで体重が減った。

やがて立つことも困難な状態になり、ステロイドの副作用で一過性の糖尿病や高血圧になった。

その後は退院して自宅療養をしていた。ネフローゼ症候群は、塩分やたんぱく質などを制限する食事療法が大事で、全ての料理に手間がかかるうえ、主人の料理は別に作らなければならないので、一日中台所に居るような状態だった。

佳那晃子は気力も体力もなくなったうえ、薬の副作用で顔がまん丸になるムーンフェイスになり、外にも出られる状態では無くなったので、女優から引退することを決意した。

佳那晃子はいつか女優復帰することを目標に闘病生活を送り、ようやく2009年8月に投薬も終了。2009年12月に朗読劇「高野聖」で舞台復帰を果たした。

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