不毛地帯のあらすじ 戦標船の調達編

山崎豊子の小説「不毛地帯」の戦標船(戦時標準船)調達部分のあらすじです。
近畿商事の兵頭信一郎は、第3次中東戦争の動きを察知した華僑の4大財閥の1つ「黄公司(ホワンコンス)」の社長・黄乾臣(ホワンカンチェン)から戦票船を5隻用意するように頼まれます。
しかし、近畿商事は有力なブローカーを抱えていないため、戦標船の調達に手間取ります。その隙に東京商事の鮫島辰三が戦標船を用意して、黄乾臣に商談を持ちかけたため、近畿商事の兵頭信一郎は黄乾臣から注文のキャンセルを通告されます。
兵頭信一郎は黄乾臣から時間の猶予をもらいますが、東京商事では、壹岐正が所属する事業本部と営業本部は軋轢(仲が悪くなること)が生じており、戦票船の用意が進みません。
壹岐正は里井副社長に決裁を直談判します。そして、壹岐正は日東交易の安蒜公一に戦標船の調達を依頼します。
安蒜公一はアメリカ政府の払い下げ戦票船を調達する手はずを整えたうえで、イスラエル産のオレンジを向こう3年間、近畿商事が輸入するという条件を出します。
壹岐正の独断では決裁できないため、里井副社長に決裁を仰ぎますが、里井副社長は「戦票船を調達しない」との近畿商事の方針を通告したため、壹岐正は戦標船の調達から手を引き、東京商事の鮫島辰三が戦標船の調達で勝利しました。
そして、第3次中東戦争の勃発とともに、船舶・鉄・ゴムなどの商品相場が暴騰します。
各社が買いに走るなか、近畿商事は仕込んでいた玉(ぎょく)を売りにまわり、高値で売り抜けました。
壹岐正は第3次中東戦争を1週間の短期決戦で終わると分析し、見事に的中させて、近畿商事を大勝利に導きました。


ドラマ不毛地帯のあらすじ 第3次中東戦争の戦標船の調達編

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