明治安田生命保険の社名の由来

日本で最初の生命保険会社として設立された「明治安田生命保険」の社名の由来を紹介します。

明治安田生命保険の社名の由来

日本に生命保険を紹介したのは福沢諭吉で、明治14年(1881年)7月、福澤諭吉の門下だった阿部泰蔵らが、日本初となる生命保険会社「明治生命」を創業した。

設立準備段階では「東京生命」という社名で創業する予定だったが、当時は東京が今ほど有名ではなかったため、全国展開するには地方都市の名前よりも元号の方が良いということで、社名は「明治生命」となった。

日本で最初に生命保険をかけたのは、科学技術者の宇都宮三郎である。

宇都宮三郎は生命保険をかけ始めてから数年後に大病を患ったため、経営基盤の固まっていない「明治生命保険」に2000円もの大金を払わせるのは忍びないとして、保険の解約を申し出たが、福沢諭吉が掛け金を立て替えて生命保険を継続したので、宇都宮三郎の死後、遺族に生命保険が支払われたという。

その後、明治生命保険が、安田生命(明治27年に共済生命保険として創業)と合併し、「明治安田生命保険」が誕生した。

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