ストマジェン

京都大学の西村いくこ教授らの研究チームが、植物の気孔(きこう)を増やすホルモン「ストマジェン」を発見し、12月10日付けのイギリスの科学誌「ネイチャー」で発表しました。
西村いくこ教授らの研究チームは、アブラナ科の植物「シロイヌナズナ」の種子をストマジェン水溶液に2~3日漬けて栽培したところ、ストマジェンに漬けて栽培したシロイヌナズナの気功の数は、通常のシロイヌナズナの2倍~4倍に増えたとのことです。
遺伝子組み換えを行わず、気功の数を増やすことに成功したのは、西村いくこ教授らの研究チームが始めてです。
気孔とは植物の表皮にある穴のことで、植物は気功から二酸化炭素(CO2)を吸収して光合成を行い、デンプンやセルロースや糖などを生成します。
気功の増えた植物は、より多くの二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化対策への効果が期待できるほか、セルロースや糖が多くなるため、バイオエタノールの原材料になる可能性もあるとのことです。
しかし、ストマジェンを実用化するためには、ストマジェンの量産化や生態系への影響などの問題があります。


植物の気孔を増やすたんぱく質「ストマジェン」を発見しました。

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