小惑星アポフィスのまとめ

2036年に地球に衝突する可能性がある小惑星「アポフィス」についてのまとめです。

小惑星アポフィスは地球と同じように、太陽の周りを公転している惑星で、2036年4月13日に地球と小惑星アポフィスが交差します。

小惑星アポフィスが地球に接近することは分かっていますが、現在の技術では接近する距離までは分かりません。衝突しない可能性の方が大きいですが、わずかながら衝突する可能性があるため「衝突すれば地球が滅亡する」と話題になっています。

小惑星アポフィスの大きさは直径約400mで、地球に衝突すれば、そのエネルギーは広島型原爆50万個分のエネルギーに相当します。

東京に落ちれば東京23区が一瞬で壊滅し、海に落ちれば津波が世界中の都市を襲うことになります。

NASAは2004年に小惑星アポフィスが地球に衝突する確立を16分の1とし、惑星が地球に衝突する危険度を示す「トリノスケール」をレベル4へ引き上げていました。

しかし、NASAはその後、データー増加による再計算により、衝突確立を随時修正し、衝突する確立を2010年2月時点で13万5000分の1としています。

一方、2008年4月にドイツの少年ニコ・マルクワルト(当時13歳)が、NASAの計算間違いを指摘し、小惑星アポフィスが人工衛星に衝突する可能性を考慮して、小惑星アポフィスが地球に衝突する確立を450分の1と発表しました。

NASAはニコ・マルクワルトの計算は間違っていると反論しましたが、ヨーロッパ宇宙機関はニコ・マルクワルトの確立を支持しています。

当初は2029年4月13日に衝突するとされていましたが、2029年4月13日は衝突する可能性は無く、現在は2036年4月13日が危ないとされています。

なお、小惑星アポフィスに宇宙船を沢山着陸させ、重量を増加させることにより軌道を変える方法や、小惑星アポフィスに宇宙船を体当たりさせることで軌道を変更する方法で、地球への衝突が回避できるそうです。

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