全国柔道事故被害者の会

柔道の部活動などで死亡した生徒の遺族らが、3月27日に「全国柔道事故被害者の会」を設立しました。

全国柔道事故被害者の会を立ち上げたのは小林泰彦と村川義弘の2人です。

小林泰彦は、神奈川県横浜市にある奈良中学校の柔道部に所属していた男子生徒の父親で、男児生徒は2004年12月に柔道の練習で乱取りをおこなったさい、柔道部顧問に技を掛けられて脳挫傷を負いました。

村川義弘は、滋賀県愛知郡愛荘町にある秦荘中学校に所属していた村川康嗣のおじで、村川康嗣は2009年7月に柔道の練習で乱取りをおこなったさい、柔道部顧問に技を掛けられて意識不明の重体に陥り、1ヶ月後に急性硬膜下血腫で死亡しました。

中学校・高校柔道は年平均4人の死者を出し、年平均7人の脳障害などの後遺症患者を出しており、全国柔道事故被害者の会は柔道事故被害者の救援と柔道の安全な指導方針の確立など啓発活動を行い、柔道事故被害者の駆け込み寺的な役割を目指すとのことです。

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