ジェネリック医薬品の大洋薬品工業に業務停止命令

岐阜県は3月17日、ジェネリック医薬品大手「大洋薬品工業」の高山工場(岐阜県高山市)に薬事法に基づく業務停止命令を出す方針を固めました。

大洋薬品工業などによると、同社は胃薬「ガスポートD錠20ミリグラム」(主成分ファモチジン)の配合量を間違えて、2万8000箱を生産。出荷前に行ったサンプル検査でもミスを犯ししたため、配合ミスに気付かず出荷したとのことです。

大洋薬品工業は自主回収を行っていますが、大半は処方されており、16.1%しか回収できませんでした。配合ミスによる健康被害は確認されていません。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、特許権が切れた医薬品のことで、安価に製造できます。先発医薬品と基本的な成分や効能は同じとされていますが、一部ではジェネリック医薬品の品質に疑問を指摘する声が挙がっています。

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