唾液に含まれる糖の一種「シアル酸」に育毛効果や美肌効果があることが、名古屋市立大学大学院の岡嶋研二教授(55歳)と原田直明准教授(41歳)との研究により、2009年5月に分かりました。
岡嶋研二教授らは、「牛に頭を舐めさせると毛が生える」というドイツの言い伝えをヒントに、唾液中の成分「シアル酸」に注目して研究を開始しました。
研究の結果、シアル酸がたんぱく質「インスリン様成長因子1(IGF-1)」を増加させ、IGF-1が毛根を刺激して、毛の成長を促進することが分かりました。
薄毛の男性10人の頭皮に、半年間1日1回、シリアル酸を塗る実験を行ったところ、5人は髪の毛が増え始めたとのことです。
また、女性10人のほおにシリアル酸を塗る実験では、7人に肌の弾力がアップするなどの美白効果が現れたとのことです。
岡嶋研二教授は、唐辛子に含まれる成分「カプサイシン」と大豆に含まれる成分「イソフラボン」がIGF-1が増加させて、育毛に効果のあることを発表していました。
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