こうしてチューペットは生まれた

大阪府の前田産業(株)が製造していたポリ容器飲料「チューペット」が、製造ラインの老朽化などにより、生産中止となりました。
チューペットは夏の定番アイスのうちの1つで、このチューペットが無くなるのは非常に残念です。
そこで、今回はチューペット誕生の裏話を紹介します。(商品名をはっきりと覚えていないので、もしかしたら、類似商品のことかもしれません。)
当時、日本では贅沢品に税金をかける物品税が制定されることになりました。
物品税は、「ストーブは課税されるが、コタツは課税されない」というように、商品によって課税・非課税が決定していました。
飲料業界でも物品税が問題となり、業界内で「ジュースは課税されるが、アイスは課税されない」という噂が広がっていました。
そこで、物品税がかからないように考え出されたのが、ジュースを凍らせてアイスにしてしまうという方法でした。こうして、チューペットが誕生したそうです。
ちなみに、最終的にはジュースにもアイスにも課税されなかったそうです。


生産中止となったチューペットが誕生したときの裏話について。

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