山梨県甲府市にある建設業「市川工業株式会社」(社長=市川幸治)が自己破産申請の準備に入り、事実上の倒産となりました。
市川工業は10月5日まで事業を停止して、事後処理を弁護士に一任しました。負債総額は10億円で、近く自己破産を申請する見通し。
市川工業は1962年に創業した建設業者で、公共事業やマンション建設を中心に手がけて、2006年10月期には年間売上高28億円を計上していました。
しかし、マンション工事の元請け会社「勝村建設」が2005年に経営破綻したため、4億円の不良債権が発生して資金繰りが悪化。さらに、不動産市況の混乱から受注が低迷して、業績か悪化。市川工業は10月5日の決済が軟調に終わっていました。
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