壹岐正と秋津千里との関係

山崎豊子の小説「不毛地帯」の壹岐正と秋津千里との関係についてのあらすじです。
壹岐正(モデルは瀬島龍三)は、陸軍大学の教官・坂野大佐(モデルは松尾伝蔵)の一人娘・坂野佳子(壹岐佳子)と結婚します。
壹岐佳子は長女・壹岐直子と長男・壹岐誠を出産。大本営参謀となっていた壹岐正はその後、シベリア抑留されます。
壹岐正は最後の引揚船でシベリアから帰国し、その後、近畿商事(モデルは伊藤忠商事)に入社します。
ある日、秋津千里から手紙が来ます。秋津千里は、極東国際軍事裁判へ出廷する直前で青酸カリを飲んで自決した秋津中将(モデルは草場辰巳)の娘です。
壹岐正は、京都府京都市左京区桜木町1-46にある秋津千里の自宅を訪れ、秋津千里と初対面するとともに、ともに秋津中将の最後を見た竹村少将(モデルは松村知勝)と再会を果たします。
ある日、仏門に入り、山に籠もる秋津清輝は、父・秋津中将の残した支那事変の裏工作などを記録した回想録を防衛庁の戦史室に届けるように、秋津千里へ頼みます。
秋津千里は壹岐正と再会し、兄・秋津清輝の意向を伝え、父・秋津中将の形見の回想録をを防衛庁の戦史室に届けるように頼みます。
秋津清輝についての相談などを理由に、秋津千里は壹岐正の2人は会う回数を重ねていきます。
ある日、秋津千里は叔父の秋津紀次から縁談を持ちかけられます。相手は、丹阿弥流(たんあみりゅう)の家元の次男・丹阿弥泰夫(たんあみやすお)で、「能楽界の異端児」と呼ばれる人物です。
秋津千里は丹阿弥泰夫と婚約しますが、壹岐正は交通事故で妻の壹岐圭子を亡すと、秋津千里は丹阿弥泰夫との婚約を破棄してしまいます。
妻を亡くした壹岐正はニューヨーク近畿商事の社長として、ニューヨークへ転勤します。
ある日、秋津千里は美術館を見学するためにニューヨークを訪れ、壹岐正と再会します。そして、壹岐正の自宅で壹岐正と秋津千里の2人は始めてエッチをするのでした。
翌日、壹岐正の自宅でお手伝いとして働いていた石川ハルエは、壹岐正が何者かと肉体関係を持ったことに感づき、壹岐正によそよそしく接するようになります。
やがて、壹岐正は近畿商事へ呼び戻されます。壹岐正は、娘の壹岐直子・鮫島倫敦夫婦が住んでいる柿の木坂にある自宅には住まず、新しくマンションを借ります。そして、そのマンションで壹岐正と秋津千里の2人は情事を重ねていきます。
壹岐正は仕事が一段落したら結婚すると約束していましたが、大門一三社長とともに近畿商事を退任し壹岐正は、「以前からの約束は果たせそうになくなった」と結婚の約束を果たせないことを告げて、シベリアへ旅立ちました。


壹岐正と壹岐佳子と秋津千里との関係につてのあらすじやモデルについて。

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