山崎豊子の小説・ドラマ「不毛地帯」に登場する近畿商事(モデルは伊藤忠商事)の里井副社長(里井達也)のモデルについて。里井副社長のモデルは栗田工業のの貝石社長です。
里井達也は近畿商事の副社長で、大門一三社長(モデルは越後正一)の右腕として活躍していました。里井達也は、猛スピードで出世する壹岐正(モデルは瀬島龍三)を脅威に思うようになり、ことあるごとに壹岐正の計画に反対するようになります。
里井達也は、千代田自動車とフォーク社との提携交渉するために渡米したさい、心筋症の発作を起こして病院へ運ばれます。里井達也は命に別状はないものの、商社マンとしは致命傷を負ってしまいます。
壹岐正は、兵頭信一良がかねてから調査していたイラクにあるサルベスタン鉱区が入札にかけられること知り、大門一三社長に入札に参加するように進言します。
大門一三社長がサルベスタン鉱区を取りに行くこと決めると、壹岐正は大門一三社長へ「ことあるごとに反対をする者が社内に居ては石油開発は難しい」と進言します。そして、里井達也は近畿商事の子会社であるタクボ工業の社長へと左遷されしまうのでした。
さて、タクボ工業のモデルは、東証1部に上場している「栗田工業」でほぼ間違いないでしょう。詳しくは「タクボ工業のモデル」をご覧下さい。
栗田工業の社長・中村貞夫は、近畿商事のモデルとなった伊藤忠商事で副社長を務めています。その他の情報も考慮すると、里井副社長(里井達也)のモデルは中村貞夫でほぼ間違いないでしょう。
このページでは、里井副社長のモデルは栗田工業の貝石社長だと紹介していますが、里井副社長のモデルは栗田工業の貝石社長だと分かりました。詳しくは里井副社長のモデルは貝石社長をご覧下さい。
ちなみに、中村貞夫(没89歳)は2007年1月24日午前7時18分、東京都中央区にある病院で、肺炎のために死去しています。
壹岐正のモデルとなった瀬島龍三(没95歳)は、2007年9月4日午前0時55分に、東京都調布市にある自宅で、老衰のために死去しています。
不毛地帯に登場するその他のモデルについては「不毛地帯のモデル一覧」をご覧下さい。
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