大阪弁護士会は11月10日、橋下徹弁護士(現・大阪府知事)を「悪質で、弁護士としての品位を害する発言をした」として、懲戒委員会に審査を求める決議をしました。
大阪弁護士会は、橋下徹弁護士の発言は光市母子殺害事件の弁護士団への批判的風潮を助長したほか、懲戒請求の殺到させて弁護士会の業務を妨害して、「発言の悪影響は大きく、悪質というほかない」と結論付けました。
光市母子殺害事件の弁護団が裁判で「死体を強姦したのは死者復活の儀式だった」などと主張したことについて、橋下徹は2007年5月27日放送のテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」で、弁護師団を批判したうえで、「もし許せないと思うなら、一斉に懲戒請求をかけてもらいたい」などと、弁護団への懲戒請求の申請を視聴者に呼びかけていました。
この結果、弁護士会には前年どの懲戒請求の申請数の6倍を上回る7558通の懲戒請求が寄せられていました。
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