福田君を殺して何になる

1999年に起きた光市母子殺害事件で殺人の罪に問われた元少年(当時18歳)は10月6日までに、増田美智子の著書「福田君を殺して何になる 光市母子殺害事件の陥穽(かんせい)」の出版を差し止める仮処分を広島地裁へ申請しました。
「福田君を殺して何になる」は少年の実名を明かしたうえで、光市母子殺害事件の真相を迫る本で、10月7日にも店頭で販売される見通しがもたれています。
元少年側は、「実名報道を禁じた少年法に明らかに違反するもので、出版は許されない」と主張しています。
一方の出版社「インシデンツ」は、「申し立ては、表現の自由を踏みにじる不当なもので、弁護士と相談して対応を考えたい」とコメントしています。
光市母子殺害事件は、1999年4月に山口県光市にある社宅アパートで、排水検査を装って室内に進入した少年(当時18歳)が、人妻(23歳)を殺害したうえで屍姦。さらに、生後11ヶ月の長女を殺害した事件です。
裁判所は、1審・2審ともに無期懲役の判決を下しましたが、最高裁は2審の判決を破棄して、審理を差し戻していました。その後、2008年4月に広島高裁は少年に死刑を言い渡していました。元少年側はこれを不服として上告しています。
光市母子殺害事件を巡っては、弁護団が差し戻し控訴審で、人妻の死体を強姦したのは「死者を復活させるための儀式だった」などと主張を展開して物議を呼びました。
その後、橋下徹がテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」で、視聴者に光市母子殺害事件弁護団へ懲戒請求を申請するように呼びかけたことで話題となっていました。


増田美智子の著書「福田君を殺して何になる 光市母子殺害事件の陥穽」

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