一橋大学の増田美智子が会見

「福田君を殺して何になる」の著者で一橋大学職員の増田美智子(28歳)や、出版元「インシデンツ」の代表・寺沢有らが、10月6日に司法クラブで記者会見を行いました。
「福田君を殺して何になる」は、1999年4月に山口県光市で起きた事件「光市母子殺害事件」の被告人である元少年A君の実名を公表したノンフィクション作品です。
元少年A君側は、「原稿内容を事前にチェックさせるという条件で、実名を公開する許可を考えていた。しかし、事前チェックの約束は守られていない。実名での出版は少年法に違反する」として、10月5日に広島地裁へ「福田君を殺して何になる」の販売差し止めを求めて提訴しました。
これに対して、増田美智子は、「実名で報道することについては元少年から了解を得ている。販売差し止め申請は報道の自由に対する侵害だ」として、争う姿勢を示しました。
また、実名で報道する理由については、「友人からどう呼ばれていたかなどは、イニシャルで表現するのは難しい。A君の人格を表現するには実名報道が欠かせないと思った」などと話しています。
「福田君を殺して何になる」は、10月7日から店頭に並ぶ見通しとなっています。


「福田君を殺して何になる」で、一橋大学職員の増田美智子が元少年の実名を報道

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