タレント市議の立川明日香(本名は半沢優子)の当選無効

埼玉県新座市の選挙管理委員会は2012年4月20日、タレント市議・立川明日香(本名は半沢優子)の当選無効を決定した。

立川明日香は、2011年9月20日に東京都練馬区から埼玉県新座市へ住民票を移して、2012年2月19日投開票の市議選に無所属で立候補し、2067票を集め、立候補者35人のなかから5位で初当選を果たしていた。

しかし、市民から「生活の本拠が無い」との異議申し立てがあり、市選挙管理委員会が調査していた。

市選挙管理委員会によると、立川明日香の住居は2012年2月まで水道が使用されておらず、当選後にガスの契約が交わされていることが判明していた。また、立川明日香の家族も、当選後に新座市で住み始めたことを認めたため、市選挙管理委員会は「居住実態が無い」と判断した。

公職選挙法では、市議員は公示日前日の3ヶ月前から選挙区に居住実態が無ければ被選挙権は認められないと定められているため、選挙管理委員会は立川明日香の当選無効を決定した。

当選無効の決定より、21日以内に県選挙管理委員会に不服を申し立てなければ、立川明日香の当選無効が確定する。

県選挙管理委員会に不服を申し立てた場合は60日以内に決定が下る。また、県選挙管理委員会の決定に不服があれば、高等裁判所へ提訴することができる。

立川明日香は「選挙管理委員会の判断には疑問ある」とコメントしており、近く、県選挙管理委員会に不服を申し立てるものとみられてる。

立川明日香は芸能事務所に所属し、タレントをしていた。新座市市議に初当選後は、インターネット上では「美しすぎる市議」として話題になっていた。

■立川明日香が不服申し立て
タレント市議の立川明日香(本名は半沢優子=27歳)は2012年5月14日、新座市選挙管理委員会の決定を不服として、埼玉県選挙管理委員会に審査を申し立てた。

コメントを投稿する