大阪府警生活経済課は2010年9月27日、大阪府守口市大久保町に住む落語家・笑福亭福輔(しょうふくてい・ふくすけ=本名は中野亮海=48歳)を詐欺未遂の容疑で逮捕しました。
調べによると、笑福亭福輔は2010年3月、収入があるにもかかわらず、失業して家を失ったとする虚偽の書類をハローワークに提出して、証明書を騙し取り、近畿労働金庫守口支店から融資金175万円を騙し取ろうとした疑いがもたれています。
笑福亭福輔は借金があったと言い、調べに対して「15万円の収入があったが、失業したとうその申請をした」などと容疑を認めています。
笑福亭福輔は融資を申請したものの審査に通らず、融資は行われませんでした。
上方落語協会などによると、笑福亭福輔は1984年に6代目・笑福亭松鶴に入門していましたが、最近は目立った活動はしていなかったとのことです。
失業者の再就職を支援する国の「就職安定資金融資制度」を巡っては、2010年7月にも漫才師の浮世亭リング(本名は岩崎健司)が詐欺未遂などの容疑で逮捕されていました。
就職安定資金融資制度は同様の詐欺事件が全国で相次いでおり、2010年9月末でこの制度は廃止となります。
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