「ジェネラル・ルージュの凱旋」のネタバレ

ドラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」の原作となる海堂尊の小説「ジェネラル・ルージュの凱旋」のあらすじとネタバレです。

このページはドラマ「ジェネラル・ルージュの凱旋」の原作のネタバレを含んでいるので、閲覧には注意して下さい。

物語は、伝説の歌手・水落冴子がライブ中に吐血し、救急車で病院へ運ばれる場面から始まります。

救急車には、東城大学医学部付属病院の看護婦・如月翔子と浜田小夜とが乗り合わせており、如月翔子の無理強いで、水落冴子は東城大学医学部付属病院の神経内科病棟VIP病室「ドア・トゥ・ヘブン」へ入院することになります。

神経内科病棟を担当するのは、不定愁訴外来(愚痴外来)の責任者・田口公平(グッチー)です。田口公平はチーム・バチスタ事件で、万年平から一気にリスクマネジメント委員会の委員長にまで出世した人物です。

その田口公平の元に、「救急救命センター速水部長は、医療代理店メディカル・アソシエイツと癒着している。VM社の心臓カテーテルの使用頻度を調べてみろ。ICUの花房師長は共犯だ」という匿名の告発文が届きます。

速水部長(速水晃一)は、東城大学医学部付属病院救命救急センター(オレンジ病棟)の責任者で、1991年に起きた「城東デパート火災」で運ばれてきた大量の患者の処置して以降、「ジェネラル・ルージュ(血まみれの将軍)」「スピードスター」と呼ばれるようになった救命救急医です。

速水晃一と同期だった田口公平は、病院長の高階権太と相談した結果、収賄事件はリスクマネジメント委員会が扱う事案ではないとして、倫理問題審査委員会(エシックス・コミティ)へ審議を依頼します。

エシックス・コミティはチーム・バチスタ事件で田口公平に恥をかかされた曳地(ひきち)助教授が設立した委員会で、精神科助教授の沼田泰三が委員長を務めています。

エシックス・コミティのメンバーは曳地助教授派で構成されており、田口公平やリスクマネジメント委員会を敵視していました。

収賄の内部告発はエシックス・コミティで審議されることとなりますが、速水晃一は内部告発をあっさりと認めてしまいます。

エシックス・コミティは処分を決定する機関ではないため、収賄の事実を認めた速水晃一の審議は不能となり、リスクマネジメント委員会が審議を引き受けることになります。

速水晃一はリスクマネジメント委員会でも癒着の事実を認め、辞表を提出します。そして、リスクマネジメント委員会で謎が明かされていきます。

リスクマネジメント委員会へ「救急救命センター速水部長は、医療代理店メディカル・アソシエイツと癒着している。VM社の心臓カテーテルの使用頻度を調べてみろ。ICUの花房師長は共犯だ」という内部告発を送ったのは花房美和師長でした。

花房美和は東城大学医学部付属病院看護課のエースで、次期総師長と目される人物です。花房美和は速水晃一の元で看護師長として働いており、速水晃一に好意を持っていました。

一方、速水晃一もエシックス・コミティへ、「救急救命センター速水部長は、医療代理店メディカル・アソシエイツと癒着している。VM社の心臓カテーテルの使用頻度を調べてみろ」という自分自身を告発する文章を送っていました。

花房美和師長は、速水晃一が自分自身を告発しようとしていることを知り、花房美和師長も自分の名前を加えて、リスクマネジメント委員会へ告発文を送っていたのです。つまり、東城大学医学部付属病院には、よく似た2通の告発文が存在したのです。

速水晃一はメディカル・アソシエイツと癒着していましたが、癒着はオレンジ病棟の赤字を埋めるためであり、私的な利益はしていませんでした。

オレンジ病棟は赤字を垂れ流しており、癒着によりなんとか持ちこたえている状態でした。このままではオレンジ病棟に将来はないと考えた速水晃一は、自分自身が責任を取ることで、オレンジ病棟を初めからやり直せると考えて告発状を送ったのです。

花房美和師長は、速水晃一から頼まれてメディカル・アソシエイツの領収書をシュレッダーにかけて破棄する役割を担当しており、看護関係の器具を速水晃一経由で調達していました。

そこで、リスクマネジメント委員会にオブザーバーとして参加していた野村勝弁護士が、「リスクマネジメント委員会は速水晃一を収賄容疑で告発する義務がある」と指摘します。

しかし、花房美和師長はシュレッダーにかけるように言われていた領収書を全て保存しており、この書類が速水晃一が私的な利益を得ていなかったことを証明することになりました。

厚生労働省大臣官房秘書課付技官の白鳥圭輔が、「速水晃一は私的な利益を得ておらず、これは組織的収賄にあたる。告発するのならば、速水晃一ではなく、病院長である高階権太院長を告発することになる」と弁護したため、速水晃一は告発を免れます。

そこで、部下の佐藤伸一医師が速水晃一の罷免を要求します。速水晃一は、佐藤伸一医師が自分の後任にふさわしいかどうかを審議する口頭試験を行うことを提案し、リスクマネジメント委員会の審議は終了します。

後日、速水晃一と佐藤伸一と田口公平の3人は、病院長室に招集されます。
田口公平は速水晃一に辞表提出の撤回を求めますが、速水晃一は辞表の撤回要請を拒否します。

すると、田口公平は、「速水晃一はメディカル・アソシエイツからシュッパチャップス代金・月額1260円を3年間にわたり受け取っている。癒着で私的な利益を得ており、処分が必要だ」として、リスクマネジメント委員会へ提出された速水晃一の辞表を不受理とします。

そして、速水晃一に対して、「部長から降格処分とし、今後3年間は院長が命じる業務に従事すること」という処分を下します。

院長は、北海道の極北救命救急センターから医師派遣要請がきていることを告げます。速水晃一は渋々これを承諾し、極北救命救急センターへ派遣されることになります。

速水晃一は部下の佐藤伸一医師の口頭試験を行い、佐藤伸一は見事に合格します。

そして、収賄に荷担していた花房美和師長も東城大学医学部付属病院を辞め、速水晃一と共に北へ旅立って行きます。「ジェネラル・ルージュの凱旋」ネタバレ感想文

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