近畿商事の社長・大門一三のモデル

ドラマ「不毛地帯」に登場する近畿商事の社長・大門一三のモデルは、伊藤忠商事の元社長・越後正一です。
大門一三は和歌山県の新宮の山林持ちの三男に生まれる。1921年(大正10年)春に大阪高商を卒業して、近畿商事へ入社。その後、北京支店長に抜擢され、27歳にしてインドシナのサイゴン支店長に任命されます。(不毛地帯1巻P599)
大門一三の妻は大門藤子で、長男は日本製薬に勤務。長女の恵子はフランス人と結婚して、フランスに住んでいます。
大門一三のモデルはとなった越後正一は、滋賀県出身。神戸高等商業学校を卒業して伊藤忠商事に入社。「繊維相場の神様」と呼ばれていました。
越後正一は、1960年から1974年まで伊藤忠商事の社長を務め、壹岐正のモデルとなった瀬島龍三を登用して、有数の総合商社に成長させました。


ドラマ「不毛地帯」。近畿商事の社長・大門一三のモデルについて。

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