ドラマ化された山崎豊子の小説「不毛地帯」に登場する日本の石油会社「アラブ石油」と山田太郎とのモデルについて。
アラブ石油は1号井(1本目の井戸)で石油を掘り当てた会社で、山田太郎はアラブ石油の社長です。
山田太郎は財界の有志から採掘資金を集めており、石油が出なかった場合は腹を切るつもりでした石油採掘に臨み、1号井で石油を掘り当てました。
しかし、小説「不毛地帯」ではほとんど登場せず、ストーリーに影響を与えません。
モデルとなった山田太郎は1958年にアラビア石油を設立。サウジアラビアとクウェートとの採掘権を取得して、1960年1月にサウジアラビア(ペルシャ湾)でカフジ油田を発見しました。
カフジ油田は日本企業が海外で初めて発見した海上油田で、「日の丸油田」と呼ばれていました。そして、アラビア石油の山田太郎は「アラビア太郎」と呼ばれていました。
その他のモデルについては、「不毛地帯のモデル一覧」をご覧下さい。
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