近畿経済産業局は4月8日、大阪府大阪市中央区淡路町に本社を置く化粧品販売「株式会社グレース・アイコ」に対して、特定商取引法に基づき、新規勧誘などの業務を3ヶ月間禁止する1部業務停止命令を出しました。
近畿経済産業局などによると、グレース・アイコの勧誘員は2008年から2009年の間、「化粧品を買ってくれる人を4人紹介すると化粧品代がタダになる」「100万円とかすぐにいく」などと説明して、勧誘を行っていたとのことです。
全国の消費生活センターなどには、2006年から2010年までに420件もの苦情がよせられていいました。
グレース・アイコは2003年に設立された化粧品販売業者でマルチ商法を展開。全国に2万5000人の会員がおり、2009年10月期には年間売上高135億円を計上していました。
グレース・アイコは、「業務停止命令は厳粛に受け止めるが、命令に至るまでの手続きについては争うべき事項がある」とコメントしています。
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