未公開株事件で羽賀研二に無罪判決

医療関連会社「ウエルネス」の未公開株を巡る詐欺事件で逮捕されたタレント・羽賀研二(47歳)と元ボクシング世界王者・渡辺二郎(53歳)の2人が、詐欺と恐喝未遂との罪に問われた裁判の判決が、2008年11月28日に大阪地裁(中川博之裁判長)で開かれました。

大阪地裁(中川博之裁判長)は「被害者の言動に全幅の信頼を置くことはできず、詐欺罪については合理的な疑いが残る。恐喝の実行行為もない」として、羽賀研二と渡辺二郎の両被告人にそれぞれ無罪を言い渡しました。

羽賀研二は2001年4月ごろに「値上がりする」などと説明して、医療関連会社「ウエルネス」の未公開株300株を、取得価格1株40万円の3倍となる1株120万円で不動産会社社長の知人男性に売却して、仲介料などを含む総額3億7000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕・起訴されていました。
しかし、2002年に医療関連会社「ウエルネス」が倒産したため、不動産会社社長は羽賀研二に代金の返還を求めていました。
渡辺二郎らは共謀して、不動産会社社長を脅迫して、債権を放棄するように迫ったとして脅迫の容疑で逮捕・起訴されていました。
羽賀研二「会社社長は(羽賀研二の)取得価格を知っており、詐欺に当たらない」などと主張していました。また、渡辺二郎は「詐欺が成立しない以上、恐喝もない」などと主張していました。

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