治山社が倒産

金沢県金沢市泉の総合建設「株式会社治山社(ちさんしゃ)」(社長=藤島勝宏)が、事業を停止して倒産しました。
治山社は10月15日付けで事業を停止して、事後処理を西井繁弁護士に一任しました。負債総額は69億3000万円で、近く自己破産を申請する見通し。
治山社は1954年に9月に設立された総合建設業者で、元衆議院議員の故・奥田敬和が過去に代表を務めていいました。
バブル期に積極的に事業を拡大して、2001年12月期には年間売上高134億6000万円を計上。地元ではトップクラスのゼネコンに成長していました。
しかし、借入金負担や不良債権の発生で資金繰りが悪化していました。
このため、治山社は事業を縮小していました。さらに、(株)弥生管財を設立して負債を移すとともに、メーンバンクから60億円の債務免除を受けて、経営再建に取り組んでいました。
ところが、不良資産の処理などから赤字に転落。サブプライムローンに端を発する不動産市況の混乱の影響を受けて、受注が低迷して、治山社は資金繰りが悪化していました。


金沢県金沢市の治山社が自己破産の準備に入り倒産しました。

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