呪いとノーシーボ効果

ある大学の心理学教授がテレビ番組で、呪いを科学的に分析すると、「ノーシーボ効果」だと解説しました。

ノーシーボ効果とは、プラシーボ効果(偽薬効果)がマイナス面に働くことで、何の効果もない錠剤を「眠れなくなる薬です」と渡すと、その錠剤を飲んだ人が本当に眠れなくなるという負の心理的効果です。

反対に、何の効果もない錠剤を「風邪薬です」と言って渡すと、錠剤を飲んだ人は風邪が治る効果のことプラシーボ効果と言います。

同じ偽薬効果なのですが、良い方向に作用する偽薬効果をプラシーボ効果と言い、悪い方向に作用する効果をノーシーボ効果と言います。呪いは悪い方向に作用するので、ノーシーボ効果となります。

呪いの科学的な根拠はノーシーボ効果なので、呪いをかけられた人が「呪いをかけられた」と知らなければ呪いは成立しません。

だから、昔は、わら人形に呪う相手の名前や住所を書き、神社で藁着人形に5寸釘を刺したそうです。

昔の神社が人がよく集まる場所で、神社にわら人形を刺しておけば、直ぐに噂が広がり、わら人形に名前と住所を書かれた人まで噂が伝わったそうです。

そして、自分が呪われたことを知った人物は、ノーシーボ効果により不幸になっていったそうです。

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